2001-11-07 第153回国会 衆議院 外務委員会 第2号
尖閣列島領有権の主張もしかりであります。調査船の不当な活動もしかりであります。それから、教科書問題を初め、さまざまな中国の態度の中には理不尽な面がたくさんあります。またもこの問題で、このセーフガードの問題で屈すれば、さらに次から次へと、さまざまな問題で譲歩と妥協を強いられることにつながるというふうに私は考えているわけでありまして、日本の経済援助を長く受けながら、軍備の増強をやめておりません。
尖閣列島領有権の主張もしかりであります。調査船の不当な活動もしかりであります。それから、教科書問題を初め、さまざまな中国の態度の中には理不尽な面がたくさんあります。またもこの問題で、このセーフガードの問題で屈すれば、さらに次から次へと、さまざまな問題で譲歩と妥協を強いられることにつながるというふうに私は考えているわけでありまして、日本の経済援助を長く受けながら、軍備の増強をやめておりません。
鄧副総理を初め中国政府首脳は、尖閣列島領有権の主張を決して取り下げてはいないのであります。それどころか、文献が示すように、「尖閣列島確保の工作を波状的に継続することが、台湾問題とからめ、やりがいのある工作である」旨を別の機会に強調しているのであります。
先ほどの鄧小平副総理の尖閣列島領有に関する言明との問題の絡み合いが出てくるわけだ。私は日中間の最大の紛争になると思う。そのことをこの前、条約締結からお帰りになったときの外務委員会でも私は指摘したわけです。外務大臣は、ならないと思う、平和的に話し合いで解決をすると言いますけれども、これは日韓大陸だな共同開発協定以上の大きな問題になる。領有権の問題に目をつぶって通るわけにいかないわけなんだ。
先ほど質問が出ましたが、尖閣列島領有権については明確ではない。それでは、日本の実効支配ということについて中国側が認めたと理解をされたのかどうか。
だから、私は、この問題についてきちんとした処理をしないと尖閣列島領有に対する日中の関係というものが従来から後退するおそれがある。後退しないような措置というものはどういうものが考えられるか、いかがですか。
一八八五年から一八九〇年ごろまでの政府部内及び沖繩県の尖閣列島領有をめぐる往復というものは、まず内務省がこの地域領有の意図もあって沖繩県に調査を内命しておるわけであります。次に、沖繩県は、中国領かもしれないので日本領にすることをためらっている、そういう部面もあるわけであります。
きのう私はいなかで、読売新聞だったと思うが、ほかの新聞は見ませんから、例の尖閣列島領有の問題について、何か外務省ではアメリカ政府に確認を求めるような措置をとるんだと、要するに、アメリカからもそれは日本だとはっきり言ってもらいたいという意味でしょうが、そんなふうに解釈したんですが、そういう措置をおとりになるんですか。
○福田国務大臣 尖閣列島領有権につきましては、政府としては一点の疑問も持ちません。どうか安里さんにおきましても、疑義がないということで政府の主張を支持されたい、かようにお願いをいたしましてお答えといたします。